「明石市 司法書士」で検索しても、自社のホームページが出てこない。問い合わせは知人からの紹介ばかりで、新規集客の仕組みがない——。
こうした悩みを抱える士業事務所の経営者は少なくありません。士業のSEO対策には、広告表現への配慮や専門性の証明の仕方など、一般的な業種とは異なる注意点があります。
本記事では、弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士など士業の方に向けて、今日から実践できる7つのSEO施策と業種別のポイント、費用相場、よくある失敗パターンまでを解説します。すぐに結果が出る施策ではありませんが、正しい手順で取り組めば、紹介経由に頼らない集客の土台を築くことができます。
士業こそSEO対策が重要な理由|紹介経由だけに頼らないために
士業事務所の集客は、長らく「紹介」と「地域の士業会・業界団体」が中心でした。しかし現在では、悩みを抱えた個人・法人がまずGoogleで検索する行動が定着しています。相続、離婚、会社設立、労務トラブルなど、検索するキーワードは具体的で、検索した瞬間に「専門家を探している」意図がはっきりしているのが士業キーワードの特徴です。
この検索結果に自社のサイトが表示されなければ、その見込み客との接点は生まれません。紹介経由だけに頼っていると、紹介者の数が集客の天井になってしまいます。SEO対策によって検索結果に継続的に表示されるようになれば、紹介に依存しない新規の問い合わせ経路をつくることができます。
士業のSEOには他業種にはない強みもあります。検索意図が明確なため、対策すべきキーワードが絞り込みやすく、専門性を正しく発信できれば信頼を得やすいという特徴です。またWeb広告と異なり、一度上位表示を獲得すれば、広告費をかけ続けなくても検索結果に表示され続けるという資産性の高さも士業のSEOならではのメリットです。
一方で、士業のホームページは長年「名刺代わり」として最低限の情報しか載せていないケースも多く見られます。事務所名・所在地・取扱分野だけが並んだサイトでは、検索エンジンにも相談者にも専門性が伝わりにくいのが実情です。
こうした「検索してから専門家を選ぶ」という行動の変化は、士業に限らず多くの業種で起きていますが、士業の場合は相談内容がデリケートである分、事前にどれだけの情報を発信しているかが依頼の決め手になりやすいという特徴があります。次の見出しでは、士業のSEO対策が難しいと言われる理由を整理します。
士業のSEOで狙うべき4種類のキーワード
士業のSEO対策では、闇雲にキーワードを選ぶのではなく、検索意図に応じて4つのタイプに分類して考えると優先順位をつけやすくなります。以下は士業事務所の支援で用いている分類例です。
| タイプ | 内容 | キーワード例 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エリアキーワード | 地域名+業種名 | 明石市 司法書士 | 近隣の見込み客に届きやすく、問い合わせに直結しやすい |
| 専門分野キーワード | 業務内容を絞り込んだ語 | 相続登記 費用 | 検索意図が明確で競合が少なく、成果が出やすい |
| 相談キーワード | 「相談」「無料」等を含む語 | 税理士 無料相談 | 今すぐ相談したい見込み客に届きやすい |
| 比較キーワード | 他事務所との比較検討を示す語 | 税理士 変更 | 既に依頼先を検討している段階の見込み客に届く |
この4分類のうち、まず着手しやすいのは競合が少なく成果が出やすい「専門分野キーワード」と、近隣需要を直接取り込める「エリアキーワード」の組み合わせです。両者を掛け合わせたロングテールキーワード(後述)から着手することで、限られたリソースでも成果を出しやすくなります。相談キーワード・比較キーワードは、問い合わせに近い段階の見込み客が検索するため、コンバージョン率は高い一方で検索ボリューム自体は小さい傾向があります。優先順位に迷ったときは、この4分類に立ち返って整理してみてください。
士業のSEO対策が難しいと言われる4つの理由
士業のSEO対策には、一般的な業種にはない固有のハードルがあります。始める前に、まずこの4つを理解しておくことが遠回りを避ける近道です。逆にいえば、これらのハードルを理解せずに一般的なSEOのノウハウをそのまま当てはめてしまうと、思うような成果につながらないケースが多いのも士業SEOの特徴です。
① 法的制約により差別化が難しい
弁護士法・税理士法など各士業の業法や広告規制により、誇大な表現・断定的な効果保証はできません。「絶対勝てます」「必ず解決します」といった訴求ができないため、他業種のようなキャッチーな打ち出し方が難しく、専門性と信頼性で差別化する必要があります。裏を返せば、この制約を正しく守りながら丁寧に情報発信を続けること自体が、他事務所との差別化要因になります。
② 地域性が強く競争が激化している
多くの相談者は「近くの専門家」を求めて検索するため、地域名との掛け合わせキーワードが重要になります。一方で同じ地域の他の士業事務所もこぞって同じ地域名キーワードを狙うため、局地的に競争が激しくなりやすい傾向があります。特に都市部では、大手ポータルサイトや比較サイトが上位を占めることも多く、個人事務所単体での上位表示にはある程度の期間と施策の積み重ねが必要です。
③ 緊急性が低い案件も多い
相続や会社設立のように検討期間が長い相談もあれば、労務トラブルのように急を要する相談もあります。緊急性の低い案件では検索から問い合わせまでの検討期間が長く、SEOの効果が数字に表れるまで時間がかかりやすいという特徴があります。この間、サイトを訪れた見込み客がすぐに問い合わせをせず、後日改めて検索し直すケースも多いため、再訪問時にも見つけてもらえるよう継続的な露出が重要になります。
④ 専門用語が多く一般向けの言い換えが難しい
法律・税務の専門用語をそのまま使うと、専門知識のない相談者には伝わりません。かといって噛み砕きすぎると専門性が伝わらなくなります。専門用語を残しつつ、平易な言葉で意味を補足する書き方の工夫が必要です。この「伝わりやすさ」と「専門性」のバランスを取ることこそが、士業のコンテンツSEOで最も難易度の高いポイントだといえます。
士業のSEO対策|今日から実践できる7つの施策
難しいポイントを踏まえたうえで、実際に取り組める施策を7つに整理しました。すべてを一度に行う必要はありません。自社の状況に合わせて、優先度の高いものから着手してください。
① ホームページ(公式サイト)の専門性を可視化する
士業のホームページで最も重視されるのは、経歴・資格・所属団体・取扱分野が具体的に示されているかどうかです。プロフィール写真、資格の登録番号、対応分野ごとの実績を明記することで、検索エンジンにも相談者にも専門性が伝わりやすくなります。テンプレートのまま放置されたサイトは、内容が薄いと判断されやすい点にも注意が必要です。特に、対応分野ごとに個別のページを用意し、それぞれの分野で「なぜ自分たちが対応できるのか」を具体的に説明することが、専門性の可視化につながります。
② コンテンツSEO(お悩み解決記事)で信頼を積み上げる
「相続 手続き 流れ」「離婚 財産分与 期限」のように、相談者が抱える具体的な悩みに答える記事を継続的に公開する施策です。専門家としての知見を発信し続けることで、検索エンジンからの評価と相談者からの信頼を同時に積み上げられます。1本の記事で完結させず、関連する記事同士を内部リンクでつなげることが重要です。記事の執筆は日々の業務と並行して行うのが難しい場合も多く、月1本など無理のないペースから継続することをおすすめします。
③ MEO対策でGoogleマップからの問い合わせを増やす
「地域名+士業名」で検索した際にGoogleマップ上に表示される施策です。Googleビジネスプロフィールを最適化し、地域名・対応分野を正しく設定することで、近隣で専門家を探している見込み客の目に触れやすくなります。士業事務所は他業種に比べて登録・運用に取り組んでいない事務所がまだ多く、早期に着手することで相対的に目立ちやすいという側面もあります。地域名で検索する見込み客は「今すぐ近くの専門家に相談したい」という意図が強く、通常のSEOよりも問い合わせにつながりやすい傾向があります。
④ 内部リンク・NAP情報の統一で信頼性を高める
NAP情報とは、Name(事務所名)・Address(住所)・Phone(電話番号)の3情報のことです。ホームページ・Googleビジネスプロフィール・ポータルサイトなど、掲載箇所ごとに表記が微妙に異なっていると、検索エンジンからの信頼性評価が下がる場合があります。まずは自社の掲載箇所を洗い出し、表記を統一することから始めてください。あわせて、サイト内の関連ページ同士を内部リンクでつなぐことで、検索エンジンがサイト全体の構造を理解しやすくなり、評価の向上につながります。
⑤ 地域名×業務内容のロングテールキーワードを狙う
「明石市 司法書士」のような単体の地域名キーワードは競合が強い一方、「明石市 相続登記 費用」のように地域名と具体的な業務内容を組み合わせたロングテールキーワードは競合が少なく、検索意図も明確です。検索ボリュームは小さくても、問い合わせにつながりやすいのが特徴です。こうしたロングテールキーワードを1つずつ丁寧に対策していくことで、結果的にビッグキーワードでの評価にもつながっていきます。
⑥ Googleビジネスプロフィール(GBP)を最適化する
事務所名・住所・営業時間・対応分野・写真を充実させ、定期的に投稿機能を活用することで、MEOの評価が高まります。GBPの最適化は無料で始められるため、まず着手すべき施策のひとつです。カテゴリ設定を業務内容に合わせて正確に選ぶこと、外観・内観の写真を複数枚掲載することも、見込み客の安心感につながる小さいながら効果的な工夫です。
⑦ 口コミ・お客様の声を計画的に増やす
士業への相談は心理的なハードルが高いため、実際の利用者の声が意思決定を後押しします。相談後・契約後のタイミングで口コミ投稿を丁寧にお願いする、対応事例を匿名化して紹介するなど、計画的に信頼材料を増やす工夫が有効です。口コミへの返信を丁寧に行うことも、これから相談を検討している見込み客に安心感を与える材料になります。
7つの施策すべてに同時に着手する必要はありません。まずは無料で始められるGoogleビジネスプロフィールの最適化と、自社の強みが発揮できる分野に絞ったホームページの見直しから着手し、余力に応じてコンテンツSEOへと広げていくのが、士業事務所にとって現実的な進め方です。
ここまでの施策を読んで「自分の事務所でもできそうだが、何から手をつければいいかわからない」と感じた方もいるのではないでしょうか。
【士業別】SEO対策のポイントと注意点
士業といっても、業務内容や相談者の検索行動は業種ごとに異なります。ここでは主な5業種について、SEO対策で意識したいポイントを整理します。自分の業種の項目だけでも参考にしてください。
司法書士のSEO対策のポイント
相続登記・会社設立登記・成年後見など、手続きの種類が多いのが司法書士の特徴です。「相続登記 義務化」のように制度改正に関連するキーワードは検索需要が伸びやすく、地域名との掛け合わせも有効です。コンテンツSEOと並行してMEO対策に早めに着手すると、比較的早い段階で問い合わせの変化を実感しやすい業種だといえます。相続関連の相談は特に「まず近くの専門家に会って話したい」というニーズが強いため、地域名との掛け合わせが特に有効に働きます。
弁護士のSEO対策のポイント
離婚・相続・債務整理・交通事故など、取扱分野ごとに検索意図が大きく異なります。分野ごとにページを分けて専門性を示すことが重要です。広告規制が厳格な業種のため、成功率や解決実績を断定的に表現しないよう注意が必要です。分野が多岐にわたるほど、どこから着手すべきか迷いやすいため、まずは相談件数の多い1〜2分野に絞って対策を始めることをおすすめします。分野ごとに検索者の緊急度も異なるため、緊急性の高い分野(交通事故など)では問い合わせ導線をより目立たせる工夫も有効です。
税理士のSEO対策のポイント
確定申告・法人成り・相続税など、時期性の強いキーワードが多いのが特徴です。確定申告シーズンに向けて事前に記事を用意しておくなど、検索需要のピークを見越したコンテンツ設計が有効です。顧問契約を見据えた「税理士 変更」のような比較検討キーワードも重要で、既存の顧問先からの紹介だけに頼らない新規開拓のルートとして機能します。個人事業主・中小企業経営者それぞれで検索する悩みが異なるため、ターゲットを分けたコンテンツ設計も効果的です。
行政書士のSEO対策のポイント
許認可申請・在留資格・遺言書作成など取扱業務の幅が広いため、対応分野を明確に打ち出すことが重要です。他士業と業務範囲が重なる分野もあるため、「行政書士に依頼できること」を丁寧に説明するコンテンツが信頼につながります。取扱業務が多岐にわたる場合は、特に強みとしたい分野を1つ決めて、そこから専門性を打ち出していく方針が効果的です。建設業許可や飲食店営業許可のように業種特化型のキーワードも、競合が少なく狙い目です。
社会保険労務士のSEO対策のポイント
就業規則・助成金・労務トラブルなど、経営者向けの検索キーワードが中心です。BtoB色が強いため、顧問契約のメリットや対応スピードを訴求するコンテンツが効果的です。助成金は制度改正が頻繁にあるため、最新情報への更新を怠らないことが、他の情報源との差別化と信頼獲得の両方につながります。就業規則の整備・見直しは経営者が後回しにしがちなテーマのため、「なぜ今取り組むべきか」を伝える内容が響きやすい傾向にあります。
業種ごとにポイントは異なりますが、共通しているのは「専門性を具体的に示すこと」と「対応分野を絞り込んで発信すること」です。次の見出しでは、これらのポイントを踏まえずに対策を進めてしまった場合に起こりやすい失敗パターンを紹介します。
士業のSEO対策でよくある失敗パターンと対策
SEO対策に取り組んだものの、思うような成果につながらないケースにはいくつかの共通パターンがあります。事前に知っておくことで、同じ失敗を避けられます。
失敗1:ターゲットが不明確で誰にも刺さらない
「士業」「法律相談」のような広すぎるキーワードだけを狙うと、検索意図がぼやけてしまい、誰の悩みにも深く応えられないコンテンツになりがちです。対策:まずは自社が最も強みを発揮できる分野・地域に絞り込み、そこから徐々に対象を広げていくことをおすすめします。的を絞ったコンテンツのほうが、結果的に検索エンジンからも相談者からも評価されやすくなります。特に開業間もない事務所ほど、扱える分野を広く見せたくなりがちですが、まずは1〜2分野に絞る方が近道です。
失敗2:ホームページを作って放置している
ホームページを公開した時点で満足してしまい、その後の更新・改善を行わないケースです。検索エンジンは更新が止まったサイトを積極的には評価しません。対策:月1本でも継続的にコンテンツを追加し、既存ページの情報も定期的に見直すことが重要です。制度改正など、既存記事の情報が古くなっていないかを定期的にチェックする仕組みを作っておくとよいでしょう。年に1〜2回、全ページを見直すタイミングを事前に決めておくと更新漏れを防げます。
失敗3:すぐに成果が出ないと諦めてしまう
SEO対策は広告と異なり、成果が出るまでに一定の期間がかかります。開始から数週間〜数ヶ月で結果が出ないことを理由に取り組みをやめてしまうケースが少なくありません。対策:後述する「効果が出るまでの期間」の目安を踏まえ、最低1年は続ける前提で計画を立てることが必要です。短期的な順位変動に一喜一憂せず、表示回数・アクセス数など先行指標の変化を確認しながら継続することが大切です。
失敗4:すべてを自分でやろうとする
日々の業務で多忙な中、SEO対策・記事執筆・MEO運用のすべてを自分で行おうとして、途中で更新が止まってしまうケースです。対策:まずは自分でできる範囲(Googleビジネスプロフィールの登録など)から着手し、コンテンツ制作など時間のかかる部分は外部パートナーに任せることも選択肢のひとつです。無理のない体制を最初に設計しておくことが、継続の鍵になります。
士業のSEO対策にかかる費用相場
SEO対策の費用は、対応範囲や依頼先によって幅があります。まずは一般的な費用相場を把握したうえで、自社の予算感に合った依頼先を検討することが重要です。「安ければ安いほどよい」わけではなく、対応範囲と費用のバランスが自社の状況に合っているかを見極めることが、依頼先選びで失敗しないポイントです。
以下は一般的なSEO対策の費用相場です(出典:Web幹事 / SEO対策の費用と相場を徹底解説|相場早見表・事例あり)。
| 費用項目 | 相場(基準値) |
|---|---|
| コンテンツSEO記事制作 | 1本 1.5〜5万円 |
| 外部SEO(被リンク) | 月額 1〜15万円 |
| 中小企業向け月額相場(中心帯) | 月額 10〜50万円 |
参考として、mittsun.comのローカルSEOプランは月額3万円(検索分析・内部対策アドバイス)から提供しています。士業事務所のように専門性の証明が重要な業種では、記事制作とMEO対策を組み合わせたプランが選ばれる傾向にあります。自社の予算感と照らし合わせながら、どこまでを自社で行い、どこから外部に依頼するかを整理することをおすすめします。
外注と自社運用、どちらを選ぶべきか
SEO対策は、すべてを自社で行うことも、すべてを外部に依頼することも可能です。どちらが正解というものではなく、事務所の状況に応じて使い分けるのが現実的です。以下はメリット・デメリットを整理した比較です。
| 比較項目 | 自社運用 | 外注 |
|---|---|---|
| 費用 | 実質0円(自分の稼働時間のみ) | 月3万円〜が目安 |
| スピード | 業務の合間に行うため遅くなりがち | 専門家が継続的に対応するため安定しやすい |
| 専門知識 | 検索エンジンの仕組みを学ぶ必要がある | 最新のSEO動向を踏まえた提案が受けられる |
| 継続性 | 多忙な時期に更新が止まりやすい | 運用体制として継続しやすい |
「まずは自分でGoogleビジネスプロフィールだけ整備し、コンテンツ制作から外部に依頼する」というように、一部だけを組み合わせる進め方も可能です。自社の稼働状況と照らし合わせながら、無理のない体制を選んでください。
なお、mittsun.comが対応できるのはSEO・MEO対策やホームページ制作の範囲です。登記申請書の作成代行など、各士業の独占業務そのものは対応できませんので、その点はご了承ください。
明石市・神戸市周辺の士業事務所が押さえたいローカル視点
地方都市・近郊エリアの士業事務所にとって、ローカルSEOは都市部以上に効果を出しやすい施策です。都市部では大手ポータルサイトとの競合が激しい一方、明石市や神戸市周辺のような地域では、地域名を含むキーワードでの競合数が相対的に少なく、地道な対策が上位表示につながりやすい傾向があります。
また、地域の相談者は「近所の見慣れた事務所」に安心感を抱く傾向が強いため、地域の話題(商店街のイベント、地元企業の動向など)を交えたコンテンツも、専門記事とあわせて信頼構築に役立ちます。エリアを広げすぎず、まずは自社の対応エリア内でのSEO・MEO対策を固めることが、遠回りに見えて最も着実な進め方です。
なお、被リンクを購入する施策や、内容の薄いコンテンツを大量生産する施策は、Googleのガイドライン違反としてペナルティの対象になります。費用の安さだけで依頼先を選ばないよう注意してください。特に士業は信頼性が事業の根幹となる業種であるため、ペナルティによる検索結果からの除外は事業への影響も大きくなります。
士業のSEO対策の効果が出るまでの期間
SEO対策は、広告のように出稿してすぐ効果が出る施策ではありません。SEOの効果が出るまでには通常4か月から1年程度かかるとされています(あくまで目安であり、競合環境やサイトの状態によって異なります。
| 段階 | 目安期間 | 内容 |
|---|---|---|
| ①表示回数の変化 | 2〜3か月〜 | 検索結果への表示回数が増え始める段階 |
| ②アクセスの変化 | 3〜6か月〜 | サイトへの流入数が増加し始める段階 |
| ③問い合わせの変化 | 6か月〜1年〜 | 検索経由での問い合わせが発生し始める段階 |
| ④売上への貢献 | 1〜2年以上 | 安定した集客基盤として売上に貢献する段階 |
新規で開設したサイトの場合は1年以上、地域で安定した集客基盤を確立するには1〜2年以上を目安として見ておくとよいでしょう。競合の強さによってこの期間は変動します。士業のSEO対策は、最低1年は続ける前提で取り組むことをおすすめします。目先の順位変動に振り回されず、表示回数・アクセス数といった先行指標から段階的に成果を確認していく姿勢が、継続の支えになります。
士業のSEO対策に関するよくある質問
士業のSEO対策を検討する際によく寄せられる質問をまとめました。
- 士業のSEO対策の費用はどのくらいかかりますか?
-
対応範囲によって幅がありますが、コンテンツSEO記事制作は1本1.5〜5万円、月額の運用支援は10〜50万円程度が中心帯です。mittsun.comのローカルSEOプランは月額3万円から提供しています。予算に応じて記事制作のみ・MEO対策のみといった部分的な依頼も可能です。詳しくは本記事の費用相場セクションをご覧ください。
- 効果が出るまでどのくらいかかりますか?
-
Google公式では通常4か月から1年程度が目安とされています。ただし競合環境やサイトの状態によって変動するため、最低1年は続ける前提で取り組むことをおすすめします。①表示回数の変化(2〜3か月〜)②アクセスの変化(3〜6か月〜)③問い合わせの変化(6か月〜1年〜)④売上への貢献(1〜2年以上)という4段階で、段階的に成果を確認していくとよいでしょう。
- 自分で対策するのと外注、どちらがよいですか?
-
Googleビジネスプロフィールの登録・投稿など、無料でできる範囲は自分で着手することが可能です。一方、継続的な記事制作や技術的な内部対策は、日々の業務と並行して行うのが難しいケースが多く、外部パートナーへの依頼も選択肢のひとつです。両者を組み合わせるハイブリッドな進め方も現実的です。
- 法律の広告規制に違反しませんか?
-
SEO対策自体は各士業の広告規制に抵触するものではありませんが、コンテンツの表現には注意が必要です。断定的な効果保証や誇大な表現は避け、各士業の業法・広告ガイドラインに沿った表現を心がけてください。不安な場合は、所属する士業会のガイドラインもあわせて確認することをおすすめします。
- 他の士業向けSEO会社との違いは何ですか?
-
会社によって強みは異なります。mittsun.comは、ホームページ制作からSEO・MEO対策までをワンストップで、地域密着かつスピード感のある対応を強みとしています。
- 費用を抑える方法はありますか?
-
Googleビジネスプロフィールの登録・最適化は無料で行えます。また、記事制作を自社で行い、専門的な内部対策・戦略設計のみを外部に依頼するなど、一部だけを外注する方法でも費用を抑えられます。まずは無料でできる範囲から始め、効果を見ながら投資範囲を広げるのも一つの方法です。
まとめ|士業のSEO対策で後悔しないために、今日できること
士業のSEO対策は、広告のようにすぐに結果が出るものではありません。しかし、正しい手順で継続すれば、紹介経由に頼らない安定した集客の土台を築くことができます。「SEO対策をすれば必ず集客できる」という単純な話ではなく、専門性を正しく発信し続けることが成果につながるという点を押さえておいてください。法的制約や地域競争など士業ならではの難しさはありますが、裏を返せばそれらを丁寧にクリアしていくこと自体が、他事務所との差別化につながります。
士業のSEO対策で後悔しないための3つのポイント
- 広すぎるキーワードでなく、自社の強みが発揮できる分野・地域に絞り込む
- 公開して終わりにせず、継続的にコンテンツを追加・更新する
- 最低1年は続ける前提で、短期間での成果を求めすぎない
今日からできる最初の一歩
流入数やユーザーの行動を把握するために GA4 を最優先で設定する。未登録の場合はまず GA4 のプロパティ作成とタグ設置から(所要15〜20分)。Google Search Console では、どのキーワードで検索されているか・何位に表示されているかが把握できる。未登録の場合は GA4 の後に登録(所要10〜15分)。
地域ビジネスなら、まずGoogleマップへの表示を整えることが最も即効性が高いです。事務所名・住所・営業時間・対応分野を充実させ、定期的に投稿を行いましょう。無料で始められます。
何から着手すべきか判断が難しい場合は、専門家による無料診断で優先順位を整理することをおすすめします。
士業のSEO対策は、一朝一夕には成果が出ない分、正しく取り組んだ事務所ほど長期的な資産になります。まずは無料でできることから、今日一歩を踏み出してみてください。
mittsun.comでも無料相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

サービス紹介
ホームページ制作(+撮影対応)
医院・店舗の清潔感や信頼感を
「見た目で伝えるホームページ」に
・プロのカメラマンが撮影した素材を使い、見た人に安心感を与えるビジュアルを設計。
・スマホ・SEO・使いやすさも重視し、来店や問い合わせに直結する導線を意識します。
・ホームページ制作する上で、ここだけは押さえておくべき50個以上のチェックリストを網羅。弊社独自のページ構成。
プロフィール

mittsun.com 代表 山本 通泰
兵庫県明石市在住。甲南大学経済学部卒業。
大手焼肉チェーン店・大手通信キャリアにて接客販売を約10年経験し、8,000人以上の顧客対応を行う。
コロナ禍をきっかけにWEB業界へ転身。これまでに50社以上の中小企業・店舗のホームページ制作およびGoogleマップ集客を支援。
地域密着ビジネスに特化したローカルSEOを専門とし、集客につながる導線設計と成果重視のホームページ制作を強みとしている。
専門分野
・ローカルSEO(Googleマップ対策/MEO)
・ホームページ制作(設計・制作・改善)
・店舗・地域ビジネスの集客導線設計・改善

